前期授業が始まって、そろそろ2か月です。
新入生の皆さんもすっかり工芸大生らしくなり、厚木キャンパスになじんできたようですね。
さて、ここ基礎教育にもこの4月に着任された先生がいらっしゃいます!
今年度、デザイン学科に美術科教職課程が新設されましたが、その教職課程と彫刻実技をご担当の田中康二郎先生です。
田中先生からごあいさつをいただきましたので、ご紹介します。
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本年度新たに開講された美術科教職課程を担当します田中康二郎です。
私の専門領域は彫刻で、大学1年の石彫実習の時に初めて石材に触れました。
もちろん子供時代から石ころで遊んだりきれいな石を拾ってきたりといったことはありましたが、何かを創る材料として石を扱う経験は大学に入学してからのことです。
それから40数年間ずっと石、それも硬い御影石を主に用いて抽象的な形態を追求しています。素材に触れることは私にとってイメージの出発点なのです。
石彫との出会いが私の日常を刺激ある豊かなものにしてくれているような気がします。