ゲーム学科には台車が2台あります。先生や研究室に何かあるたび、引っ張りだこの人気者です。いつもの場所に見当たらなくても、きっと誰かが使っているのだと考えて気にもとめません。ところが今年の春に前期が始まった頃、学科の中を見回しても台車が1台しか見当たらないことに気づきました。先生に聞いても、学生に聞いても誰も使っていません。みんなきっと他の誰かが使っているのだろうと思い込んでいました。聞き込みの結果、2月の卒展の時に大活躍したのが最後の目撃情報でした。
かすかな目撃情報を元に「こういう台車を見かけたら教えてください」と家出したペットを探す気分で各方面に声をかけていたところ、先日「ありました!」との連絡。なんと半年ぶりにゲーム学科に帰ってきました。こんなに大きくて目立つものが半年間どこに置いてあって、だれに使われていたのか謎です。わからずじまいのまま決着しました。21世紀の科学技術の時代、大学にはまだまだ不思議なことが起きるようです。