可視光通信なるものを研究しておりますが、無くて困ってしまっているのがシリアル通信用のICです。この通信用ICにはデータをシリアル化し、そして受信したシリアル信号から元のデータに戻すことが要求されます。光通信になるので、電気的接続を前提する差動信号をベースとした通信用ICは使えません。また、情報があっても無くても光っている必要がありますので、余計ややこしいことになります。
という事で、可視光通信用の通信用ロジック(業界用語でSERDES:Serializer Deserializer )を作ることになります。作るにあたり、すべてをVerilogHDLで記述することでFPGAで実装可能としました。符号方式は情報によって光量が変化しないようにマンチェスタ符号を用いました。何が難しいかったかと言いますと。。。タイミングとかいろいろです。これ以外にも現在位相変調方式など作成しております。