アニメーション学科

1年生「基礎技法」(デザイン)

今日は1年生の授業「基礎技法」のデザインの講評風景です。

「基礎技法」はデザイン、デッサン、そして写真撮影の授業で構成されいる文字通り基礎的な技法を学ぶ授業です。今年から1年生の半分ずつのクラスでデッサンとデザインと6週ターンの入れ替えで学ぶ事になり(撮影の授業は集中授業のため全員対象のクラスです。)、1クラスの履修人数は約50人。しかも、今回のデザインの初回課題は『基調色調』という”高明度””低明度””高彩度””低彩度””近似色相””対立色相”といったグラフィックデザインの基礎である色彩を学ぶ課題で、1人につき6枚を連ねて提出する事になります。そんな訳で通常の課題制作の教室では作品が壁に張りきれないため、大きな講義室を借りての講評となりました。6枚ずつ約50人分が並んだ光景はかなりの爽快感。この授業の講評会は、先生が単に講評をしていくだけでなく、学生自身が作品について”プレゼンテーション”を行っていきます。デザイン(アニメーションにも当然言えるのですが。)にとってプレゼンってとっても大事。作者の意図や目指そうとしていた所、あるいは課題に取り組んでいて難しかった事などを、自分以外の人にコトバで説明しないといけない”プレゼン”は、その目指そうとしていた所によって、作品がより良い物に感じる場合もあれば、美しかったり、格好良く仕上がっていたとしても作者の意図や、目指そうとしていた物と違っていた場合は、第3者にとっては評価や感じ方も変わって来てしまうのです。そんな事もあり、場慣れや練習も兼ねて、この授業ではプレゼンも行ってもらっています。緊張もするでしょうが、きっと将来の自分に役立つからね!

マイクを使って、みんなの前で話するのはとっても緊張しますよね。

そもそもアニメーションにデザインって必要なの?と思っているアナタ。テレビや映画のアニメーションでもタイトルってありますよね。それ以外もキャラクターの色彩計画や、背景とキャラクターをレイアウトする際、構成力も必要ですね。はたまた、例えば背景に彩度の高い赤を配色することで、元気で活発的なイメージを表現出来る等、心理的な効果も表す事も出来るのです。この授業でグラフィックデザインの基礎的な”色彩”と”構成”を学ぶ事によって、身近な作品や、将来の作品作りに役立ていってほしいな、と願っています。

領域研究 南正時さん

三善ゼミ「映像から受ける印象についてのアンケート」

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