山中ゼミと多摩美術大学グラフィックデザイン学科アニメーションクラスとの交流授業『コゲタマ』(工芸大と多摩美という意味ですね。)を行ないました。山中ゼミは、より専門的な3・4年生のカリキュラムの中の必修「ゼミ」と「卒業研究」のクラスのひとつです。ゼミの特徴は「デザイン」を発想の根源とし、ビジュアルコミュニケーションとしてのアニメーションを日々研究しています。「グラフィックデザイン」の表現のひとつとして日々アニメーションを捉える多摩美術大学グラフィックデザイン学科アニメーションクラスとは共通する部分も多く、互いに多くの刺激を受ける事が出来るのではないかと企画し、昨年度からスタートしました。お世話になりました多摩美術大学大学・片山雅博教授は残念ながら2月に急逝されてしまったのですが、今年度よりクラスをご担当の野村辰寿非常勤講師(アニメーション作家/創作集団ロボットCAGEを率いながら、ご自身はストレイシープなどでおなじみです。)、細川晋非常勤講師(アニメーション作家/学非常勤講師でもあります。)と共に片山先生の意志を引き継ごうと、今年も交流授業を行なう事となりました。
ゼミ生にとっては慣れない場所でのプレゼンテーション。いつも以上に言葉を選んだり、アタマをフルに働かせます。また、普段は気がつかない事を他の先生に指摘されたりする事は、緊張はするでしょうが、きっとこれからの作品に印象深く影響する良い経験となる事でしょう。13時から1回の休憩を挟んで18時までみっちり行なった交流授業は、その余韻そのまま最寄りの橋本駅近くにての”課外授業”となりました。時とともに緊張がほぐれ、学生同士積極的に、DVD交換や作品や創作についての熱いトーク等が遅くまで続きました。