アニメーション学科

4月2日

花散らしの風が吹いていますが、暖かく晴れた本日。
本来であれば新入生がキャンパスに足を踏み入れ、新年度の大学が始まるはずでした。しかし、コロナウイスルの影響で入学式やガイダンスが中止・延期となり、楽しみにしていた新入生の皆さんにとっては無念さもあることと思います。
ただこの空前の事態が収まり、日々の日常が少しでも戻って来れば、落ち着いた大学生活が送れるようサポートをしたいと思っています。
まずは手洗い等をしっかり行い、不要な外出は控えて個人個人が出来るコロナウイルス対策を心がけてください。

さて、大学のホームページにはまだ前年度の記載が残っていますが、本学科では3月31日をもって、三善和彦教授、渡辺由美教授、城戸孝夫准教授が退職し、昨日4月1日付で、池田爆発郎教授、山本健介教授、キム・ハケン助教が新たな専任教員として着任されました。
3名の先生方は1年生のみならず4年生までの授業や学校生活において様々な場で顔を合わせることとなります。よろしくお願いいたします。

新入学の1年生にとって、今不安に感じていることの中に、何を準備すればいいか?ということがあるのではないかと思います。
ツイッターではすでにお知らせしていますが、PCは学科推奨モデルというものがあり、いわゆる映像制作上必要なスペックをおさえたものになります。
ご家庭で考えるword、excel等の事務機種(わかりやすく言うとメモリ搭載4GBなど)では対応が出来ません。入学直後にパソコンがある必要は必ずしもありませんので、新規購入を検討中の方はまず『買わない』で結構です。
自身で持っている場合は、学期が始まったらPC関係の授業の際に先生に相談してください。
授業で直接的に使用する頻度が高いのはADOBE製品となります。大学が包括契約を結んでいるので、各自のダウンロードで無料で使用できます。
CLIP STUDIOやSAIなどは直接の授業では使用しません。
アナログでは鉛筆等を使用しますし、絵具を使う授業もあります。こちらも必要な物品は学科説明の時にお知らせする予定(4/2現在)です。あまり出歩かないことが奨励されていますので、やはりこちらも待ちましょう。

授業は初歩から始まります。すでに高校や自主的にアニメーションの勉強をして作品を作ったり、ネットに公表している人にとってはバウンドボールなど極めて簡単なことも含まれます。しかし学習にとって大事なことは一回クセを削ることです。よくアニメーション表現で見かける強調線やストレッチ・スクワッシュなどの誇張表現を一度排して、素直な観察力を磨き直すことが長い目で見た時に応用できる力に結びついていきます。
さらに、講義科目でアニメーションの歴史(日本発ではない)を学ぶことで今まで触れてこなかったアニメーションの形を知り、それを自らの制作や研究に結び付けてほしいです。
アニメーター を目指すから作画(それもいわゆるテレビスタイル)だけとか背景美術だけ、CGの制作テクニック、演出だけなどではなく、幅の広い分野に興味を持ち自分の興味対象を広げていってください。

しかし!今は始められません。
作画や絵の自主練をするならば、作画集やポーズ集などを見ることもいいですが、先に述べた通りクセを削ることをやってみてほしいです。手を描くなら素直にものを持つ形。楕円を含んだもの(コップなど)、ティッシュの箱とか平面上にきちんと物が乗っているように描くこと。実際には出来ないため空想で作れる派手なアクションより静かな日常芝居の方が段違いに難しいです。自分が、家族が食事をする姿の観察。座ったり立ち上がったり、歩いたり。あまりにも見慣れている動きの確認。そういったことを絶えずやり続けてみてください。
デッサンにはアウトラインを捉えるものとマッスを捉えるものの2種類あります。作画集や設定集に載っているのは主に前者です。両方できるようになりましょう。

では、みなさんに会える日を楽しみに。

東京工芸大学卒業・修了制作展2019

4月14日

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