アニメーション学科

領域研究・杉井ギサブロー監督

Sugii Photo5月12日に行われた授業、「領域研究」のゲスト講師は、毎日映画コンクール大藤賞を受賞した『銀河鉄道の夜』(1985年)や『あらしのよるに』(2005年)などを監督した、杉井ギサブローさんでした。

Sugii Photo授業はマイブリッジシアターで行われましたが、講義はまず2Dアニメーションの歴史から始まり、ディズニーの最初の長編作品「白雪姫」を上映しながら、そこで使われているマルチプレーン撮影などの技法についての解説がありました。続いて、日本で生まれた巨大なアニメーションスタジオ、東映動画の話に移り、長編3作目の「西遊記」が上映されました。因みにこの作品には、杉井ギサブローさんもアニメーターとして参加されています。

Sugii Photoそして時代はテレビ時代へ。それまでのフルアニメーションの概念を打ち破った、「鉄腕アトム」の誕生です。手塚治虫さんは動かないという批判に対し、「これはアニメーションではなく、アニメです」と言ったそうですが、杉井ギサブローさんは、これが現在に続く日本のアニメーション表現の原点を作ったと解説します。フルアニメーションでの滑らかな動きより、物語の見せ方や語り口に重点を置くことで、今や日本のアニメは世界にも高く評価される存在になったのです。

Sugii Photoこのやり方なら、表現できないものはない。そう思った杉井ギサブローさんは、1994年に監督した『ストリートファイターII MOVIE』で、ハリウッド映画が表現できることは日本のアニメでも充分表現できると考えて挑戦。最後はこの作品から、春麗とバルログが戦う迫力の格闘シーンを堪能して、授業は終わりました。

最後に杉井ギサブローさんから学生たちに送られたメッセージは、アニメ作りに関わるというとアニメーターばかりを考えがちだが、アニメーターはいわば俳優のようなもの。俳優ばかり何百人集まっても映画は出来ない。そこには他の様々な仕事を受け持つ人が必要です。だから皆さんも将来の進路を考える時、アニメに関わる仕事と一口に言っても沢山の選択肢があることを忘れないでほしい、という言葉でした。

僅か90分でしたがとても中身の濃い講義内容で、学生たちにはとても学ぶところの多い授業だったと思います。杉井ギサブロー監督、どうもありがとうございました。

領域研究・間山マミーさん

領域研究・神志那弘志さん

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