アニメーション学科

8月1日 前期全体講評会

アニメーション学科では、前期、後期1回づつ全学年集まっての全体講評会を行います。講評会といっても、全員が見守る前で『ダメだし』をするような恐ろしい事ではありません。
履修によっては普段受けていない授業もあるので、教員による半期分の課題の発表会のようなものです。その場で個々の作品について善し悪しを言うような事はありません。
1日通しての講評会なので大変ですが、先輩(または後輩)の作品に驚いたり、来年受けてみようと思ったり、後期以降につながる刺激を持ってもらえると嬉しいです。特に中野キャンパスと厚木キャンパスに学年で分かれているので、2年生は3年生が何をしているのか、早めに知っておく事は大切です。

2年生のグループ制作の成果物を発表する非常勤講師の和田先生、専任の木船先生、城戸先生(左から)

グループ制作課題は文字通り複数のメンバーで1つの作品を作り上げていく課題です。寝食惜しまず頑張る学生がいる一方、グループだからと手を抜いてしまう学生もいたりして、時にグループが分裂したり、時に仲が深まったり、見ている教員も最後までハラハラするドラマが毎年起こります。本当に何人もの手で作り上げていく作業は大変です。
映像のみならずDVDのパッケージなども作るのですが、そこの作り込みに凝る学生もいるなど、2年生になると、がむしゃらだった1年次と違い、1つ1つの課題に対してのめり込む度合いが変わってくるように思えます。

アニメーション学科はアニメーションばかり作っているわけではなく、授業によってはこのようにデザインを行うものもあります。デザインとアニメーションは別物と考えてしまうかもしれませんが、決してそうではなく、色や構成を知る事はアニメーションのレイアウトやキャラクターデザインにも間接的に役に立ちます。

アニメーション学科には【制作】と【研究】があります。1、2年生までは研究系を希望する学生もアニメーションを作る課題を選択する事が多々ありますが、3年生以降本格的にゼミに分かれていきます。研究系のゼミに進むとアニメーション制作は行いません。では3年生は前期に何をしていたのでしょうか??
前期は4年生での論文に向けて、自身の興味対象分野の資料収集とそのまとめを行ったそうです。その経過報告を、学生が作成した資料を展開しながらアニメーション研究者の権藤先生が解説しました。

前期講評会は厚木キャンパスで行われました。3、4年生にとって厚木は懐かしい場所です。久しぶりに電車、バスに揺られての登校でした。

大学は現在補講やテスト期間を迎えており、それが過ぎると長い夏休み期間にはいります。全体講評会では毎回「コメントペーパー」を書いてもらうのですが、いつも3、4年生からは「下級生がすごかった」という言葉が、1、2年生からは「先輩の作品が良かった」という言葉が並びます。 互いに良いところを持ち合わせていながらも、まだまだそれに気付いていなかったり、もっと努力が必要だと考えていたり、こういう機会を通じて感じた事を夏休み中にただ休むのではなく、後期に向けてしっかり考えたり自主鍛錬を重ねてほしいと思います。
また、発表では決して「みんな完成して良かった」 という話ばかりではありませんでした。時間内にしっかりと課題を終えられなかった学生も多くいたと思います。理由は様々だと思いますが、もし単純にサボってしまったなと思う学生は反省が必要ですし、がんばったけど時間が・・という学生は『どこで時間がかかってしまったのか?』について、制作の計画をよく思い返してほしいです。

一人暮らしをしている中には実家に戻る学生も多いと思います。是非ご家庭で半期の話をたくさん聞いて下さい。身内からの叱咤激励は10代後半から20代前半の学生にとって『うざったい』ことではあるものの、アニメーション産業というある種特殊な分野に挑んでいる彼らをどうぞ応援してあげてください。

BBQ

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