本学科は4年制大学としては初のアニメーションを学ぶ専科として発足し、平成19年3月に第1期生を社会に送り出して以来、アニメーション界へも多くの人材を輩出してまいりました。そして今年3月、中野キャンパスに、アニメーション学科3、4年生の授業を行う専用施設をもつ2号館が落成しました。厚木キャンパスでの教育とともに、ここからさらにアニメーション学科は、時代を切り開くべく邁進していきます。
そこで去る10月4日に学科専用シアターである「マイブリッジシアター」において、関係者をご招待してこけら落とし上映を行いました。
作品は、アニメーション学科から8名の卒業生が制作に参加した、高畑勲監督作「かぐや姫の物語」でした。
当日は実際に制作に関わった卒業生3名もゲストに招き、才田俊次教授、三善和彦教授(学科主任)とのトーク・イベントも開催。その後、じっくりシアターで作品を招待のみなさまにご鑑賞いただきました。
*マイブリッジ・シアターについて
写真大学として始まった東京工芸大学(小西写真専門学校~東京写真大学~東京工芸大学)らしく、疾走した馬の連続撮影をした事で知られるエドワード・マイブリッジ(Eadweard J. Muybridge )にちなんで名付けられました。
デジタルシネマプロジェクター、デジタルシネマサーバーはともに4上映対応、また音響設備帯は最新の立体音響(11.1ch)を備えています。本シアターは作品を見るための映写室としての役割とともに、学生の制作において編集、グレーディング、DCPまでいわゆる完パケ状態に至るまでの一連の行程を行えるよう、各設備機材とインフラを整えています。座席数80。
座席プレートには、学科設立以来、現在も指導に携わられている古川タク先生に描いていただきました。
A~Hまでの文字をアニメーションに関する形に見立てたオリジナルキャラクターが描かれています。