アニメーション表現基礎は1年生の必修授業のひとつで、技術的な習得よりも、まずアニメーションの楽しさや動かす楽しみに触れたり、経験する事を大切にしている授業と、作画の基礎をバッチリ学ぶ授業で構成されています。
今回は毎年恒例のシネカリに挑戦。現像処理された16mmフィルムを先の尖ったニードルペンで直接ひっかいたり、アルコール系のペンで着色したり、漂白剤でフィルム幕面の溶剤を溶かしてみたり、フィルムにダイレクトに描きこんでいきます。普段は紙での作画や、デジタルでの作業も多いのですが、今回はフィルムに直に表現していくので、時には失敗してしまったり、時には思いがけない表現が生まれるコトも。
限られた時間という事もあり、直感的にアタマと手を動かして自分のパートの3秒=72コマを埋めていきました。最後はシネカリ作品として有名なノーマン・マクラレンの『色彩幻想』よろしく、JAZZをバックに流しながらの上映は、暖かな光に包まれた正に幻想的なひと時となりました。
アニメーションはやっぱり楽しいですね。