本学写真学科教授の圓井義典先生による現代写真の解説本
〈「現代写真」の系譜 写真家たちの肉声から辿る〉が3/16(水)に光文社新書から出版されます!
圓井先生、おめでとうございます!写真を見ることがより楽しく、豊かになる本です。
みなさんぜひ書店などで探してみてください。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784334045975
以下はじめにより
今日目にすることのできる写真であれば、それらはすべて「現代写真」と呼んでかまわないようにも思えます。しかしそうではなくて、ある限られた写真だけを「現代写真」と呼ぶのであれば、いったいそれらは何によってそのほかの写真たちと分け隔てられることになるのでしょう。おそらくそれは、「写真のこれまでの歴史へのまなざし」をもっているかどうかということです。
「現代写真」と呼ばれる表現を生み出してきた写真家たちのことを知れば、彼らの姿勢には必ずこのニュアンスが含まれていることに気がつくはずです。