「交流展」開催に寄せて
この度は、「交流展」をご覧下さり、誠に有り難うございます。本展覧会は、東京工芸大学芸術学部写真学科の吉田・田中(写真表現)研究室と中国の新聞学院(School of Journalism, Faculty of Journalism & Communication University of China)との交流を目的として企画致しました。学生と教員とが互いの写真作品を交換し、それぞれの大学において展示することによって、交流を深めたいと考えています。
日本にとって中国は隣国であり、これまでの長い歴史の中で交流を深めてきました。そうした先人達の蓄積により、互いの文化には共通する部分が少なくありません。日本語と中国語は異なる言語ですが、文字の形から意味を想像することができる場合もあります。近年、中国からの留学生が増加する傾向にあることは、こうしたことも一因だと思います。さらに、写真は言葉の壁を越えてコミュニケーションできる方法でもあります。国境を越えて文化的な交流するための絶好のツールと言えるかもしれません。
今後、両国が平和であり、共に発展することを願ってやみません。本展覧会がそのことに僅かでも貢献できれば幸いに存じます。
なお、この企画を実現するにあたり、新聞学院の刘 昶先生(Dr. Chang LIU)に並々ならないお力添えを頂きました。心から感謝を申し上げます。
東京工芸大学芸術学部写真学科
教授 吉 田 成
会期 | 2015年10月25日(日)〜11月5日(木) |
---|---|
会場 | 中野キャンパス芸術情報館1階ギャラリーA |