機械コース

機械コース研究室紹介 [ 上野 一磨 准教授 / 宇宙工学研究室 ]

2023年4月より本学機械コースに着任された上野 一磨 准教授を紹介いたします。

上野 一磨 准教授

専門分野 宇宙電気推進 航空宇宙 プラズマ応用
担当科目 流体力学 ロボティクス 機械実験 機械工作実習 等
・宇宙工学研究室: https://www.ueno-lab.jp/
・研究業績: https://researchmap.jp/kxueno

研究概要
社会における宇宙利用のニーズに応じた次世代宇宙電気推進システムの実現を目指すと共に、研究を通じて得られた知見を応用し革新的な各種宇宙技術の実現を目指しています。
研究は、先進宇宙推進、次世代宇宙ロケット、宇宙デブリ除去等の宇宙技術、およびそれらの地上実験評価に不可欠なスケールモデル、プラズマ生成・評価、真空などの宇宙環境模擬技術について、機械工学技術や電気電子工学技術を駆使し、そのほとんどを研究室で設計製作し進めています。

代表的な研究テーマ
◎宇宙環境エネルギーを利用した宇宙推進研究
本研究は、宇宙空間に吹く太陽風を人工磁場の帆で受け止めて推進力を得る宇宙推進技術「磁気セイル/磁気プラズマセイル」について、性能評価およびその向上や実現に必要な要素技術開発を目的として実施しています。太陽風は太陽光のように太陽から宇宙空間に放射されているエネルギーの1つで、高速なプラズマ流です。これを宇宙機に搭載した超伝導コイルで生成した人工磁場と干渉させることで推進力を得ます。原理的に推進剤が不要なため、従来のロケットと比べて高効率な宇宙航行が可能にする次世代の宇宙推進技術です。
また、このシステムが利用する太陽風と磁場の干渉は、地磁気との干渉(オーロラの源)でも見られるもので、地上に降り注ぐ宇宙線を防ぐ役割を担っています。したがって、本システムの応用により宇宙機や宇宙基地での宇宙線防御システムとしても利用可能です。
以下の写真は実験室で模擬した推進システム(左からの模擬太陽風に対して下流に設置したコイルで磁場を生成し干渉させている様子)です。

リンク
・機械コース: https://www.t-kougei.ac.jp/gakubu/engineering/mc/

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