「デジタルマンガの隆盛をうけて、マンガの境界線がますます拡張されている現在、マンガはどのようなメディアなのか? 前著『マンガ視覚文化論』に続き、研究の最前線を走るマンガ論者たち、メディア論・情報論・身体論などの専門家も交えて、マンガメディアの体験を追求するシリーズ3部作の完結編!!」(水声社 新刊案内より)
伊藤剛教授の論文『生きてしまうキャラ』が収録された、論集「マンガメディア文化論 フレームを越えて生きる方法」が、5月13日水声社より刊行されました。鈴木雅雄(シュルレアリスム研究、早稲田大学教授)・中田健太郎(同、静岡文化芸術大学専任講師)の編による論集で、映像・メディア・美術史といった専門を異にする論者たちが「メディアとしてのマンガ」に迫ります。
伊藤教授は、シリーズ三部作*すべてに論文を寄稿しており、今回の論文は「キャラ/キャラクター」についての論考の最新のものとなります。言語学、人類学等の分野で学際的に行われている近年の「キャラ/キャラクター」研究を俯瞰し、キャラやマンガを「描く」ことから考察したものです。
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■ 水声社blog(http://www.suiseisha.net/blog/?p=16380)
*シリーズ三部作
『マンガを“見る”という体験―フレーム、キャラクター、モダン・アート』 2014年7年刊
『マンガ視覚文化論: 見る、聞く、語る』 2017年3月刊
『マンガメディア文化論 フレームを越えて生きる方法』 2022年5月刊