マンガ学科

【授業風景】「マンガ基礎演習Ⅳ」ゲスト講師授業紹介

2012年11月6日の二年生「マンガ基礎演習Ⅳ」伊藤剛准教授の授業で、マンガ家の星野泰視先生と講談社「モーニング」担当編集者の奥村元春さんをゲスト講師としてお迎えしました。

星野先生は先の8月まで「モーニング」誌上で昭和20年代の日本映画黄金時代を描いた 『デラシネマ』を連載されていたほか、やはり戦後を舞台とした麻雀マンガ『哲也』(原作・さいふうめい)などヒット作品で知られる方です。

学生のネームを講評する星野先生

課題の「テーマ」は、「ページのめくり」。与えられたシナリオのどの位置で読者にページをめくらせるかを各自が判断して、コマわりを考えるというものです。

学生のネームは、あらかじめ選んでスキャンした人数分をプロジェクタで投影し、星野先生のアドバイスを元にその場でコマわりを変更するなどしつつ、ひとりひとり丁寧に講評と分析をしていただきました。「ページごとのコマ数の配分」「ページをめくらせるリズム」「シナリオからキモになるセリフを見出すこと」「めくりの位置(左ページの最後のコマ)にどんなコマを置くかという判断」など、たいへん具体的かつ実践的なアドバイスをいただきました。
さらに、マンガ『デラシネマ』の題材にもなっていた映画について、マンガとの技法的なかかわりから解説をしていただきました。

授業では、「マンガ基礎演習Ⅳ」で日頃から行っている「コマわりの基礎と演出」という内容にあわせ、星野先生と授業担当教員である伊藤剛准教授とで作成した課題を元に、学生が描いた3ページの「ネーム」を星野先生が講評するという形で行われました。

ヒッチコック映画の技法について解説する星野先生

また、担当編集者・奥村さんにも登壇していただき、編集者の目線でセレクトされた提出課題に対して「マンガとして魅力的なポイントとは?」といったお話をいただくことができました。
これから持ち込みや投稿などを行う学生たちにとって、とても充実した実践的な授業でした。厚木キャンパスまで来ていただいた星野泰視先生、奥村元春さんに深く御礼申し上げます。

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