2014年2月に行われた「2013年度卒業・大学院修了制作展」での、本学科の優秀作品を紹介します。
◎Animaloid 石川 勇
本作はオリジナルキャラクターを用いたアニメ作品を想定し、そのオープニング映像をミュージッククリップ風に仕上げている。3DCGならではの独特な質感表現によってリアルなキャラクターの世界観を表現することに成功した完成度の高い作品である。
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◎□の音[しかくのおと] 大山 千尋
4×4の盤面に「音のアイコン」を置くことで擬似的に音風景を体験できるサウンドインスタレーション。 ヘッドフォンを装着し駒を操作することで、配置したアイコンの示すサウンドがまるでアバターの位置に立って聴いているかのような立体的な音響として表れる。頭部伝達関数を用いた音量と定位のシミュレーションにより表出される架空の都市/街/故郷は、アイコンを組み替える度に様々な変容を遂げ、現れては消えていく。
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◎iMapSound 三上 航平
サウンドによる都市の可聴を目的に制作した、iPhoneアプリ作品。その場でアプリによる環境音の録音ができ、インターネットサーバに登録できる。 それら多数のユーザが登録した環境音は、アプリ内のGoogleマップ上で再現され、中心点からの距離や方角に応じたサウンドスケープが再現される。
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◎Old.js 岩﨑 凌
この作品はスマートフォンのカメラや画像フォルダから大きな画面に自由にアップロードでるJavascriptによって作られたWeb作品です。張られたた画像は時間とともに風化していきます。またソースコードは公開されているためオープンソースのプロジェクトでもあります。
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◎Synthroot 森口 響詞
磁器や木製の皿の絵柄を自由にデザインできるアプリケーション。絵柄は作者の近隣に生息する植物のモチーフから配置・繰り返しなどのパターンによって生成でき、レーザーカッターを用いて実際に使用できる皿を制作した。
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◎rest 丸山 美保
この作品はアートインスタレーション作品です。コンピュータで取り込んだ水の流れのイメージを、Photohsopでトレースし、レーザーカッターで透明のシートにカッティングしました。とめどなく動き続ける「水」を分解・再構築しました。
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◎星石のマリアージュ 菅野 夏生
ICタグを利用したインタラクティブ作品。テーブルの上に置かれた5つの器の上に 「星のかけら」をそれぞれ置くことで、テーブル中央の器に映像がプロジェクションされる。 映像は「星のかけら」の組み合わせによって変化し、様々な星空の重なりが繰り広げられる。
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