6月17日(金)に3年生のゼミと4年の研究室が行った学外活動で、三善ゼミは2つのプログラムを組みました。
まず1つめの、昼間のプログラムは、大井町にある四季劇場「夏」での劇団四季ミュージカル「リトルマーメイド」の鑑賞です。
ディズニーのあの「リトルマーメイド」の、アニメーションで表現されていた様々な場面やキャラクターたちが、生のステージでいったいどのように表現されるのかを是非見てみたいというのが、一番の目的でした。
色彩豊かな衣装、美しい照明、そして鍛え上げられたキャストの皆さんと、工夫を凝らされた演出の数々に、学生たちは皆目を奪われていました。
そして2つめの夜のプログラムです。
今度はがらりと趣向を変えて、場所は明治神宮野球場!
そうです。プロ野球交流戦「東京ヤクルト・スワローズ×埼玉西武ライオンズ」の観戦です。
「リトルマーメイド」の公演が終わると意外に時間が無く、すぐに外苑前まで移動しました。忙しい、忙しい。
もちろん校外授業ですから、ただ観戦するのではありません。
学生も教師も皆クロッキー帳を手に持って、動き回る選手の姿を絵に描きながらの応援です。
ボールを投げるその動きの中の一瞬のポーズをどう写し取ることが出来るか。それはとても困難です。でも、まずは描こうとしてじっと見つめることが一番大事。それを体験学習するための、今回の企画でした。
この日はヤクルトがアンダースローの山中投手、西武がオーバースローの岸投手という、対照的な投げ方をする両投手の先発で始まったことも幸いでした。学生たちにとっては、とても良いモデルだったと思います。ヤクルトの山田選手が放った、今季11球団目からのホームランも、しっかりと目撃することができました。
学生たちの中には、意外にもプロ野球を生で見るのは初めてという学生が少なくなく、また野球を見るどころかルールも良く分からないという中国からの留学生も大勢いて、ルールの解説もしながらの観戦でした。でも、これで少し野球のことを理解してもらえたら、きっと日本の野球アニメも楽しんでもらえるようになると思います。
言う迄もありませんが、まず楽しむことが一番。学生たちは実際に見た球場の広さや、夜空の元でカクテル光線に照らされたグラウンドの美しさに、とても感動していました。中でも学生たちに大ウケだったのは、ヤクルトに得点が入る度に巻き起こる、カラフルなビニール傘の乱舞と「東京音頭」の大合唱でした。