3・4年の必修科目として、アニメーション学科では通称「ゼミ」と呼ばれる授業があります。
ここではもちろん作品研究・制作をしていきますが、その他に学外に出て展覧会や劇を鑑賞することもあります。
今回、渡辺・小柳ゼミでは宝塚歌劇・雪組公演、「仮面の男」を見に行きました。
この物語はアレクサンドル・デュマ原作「ダルタニアン物語」がベースで、
レオナルド・ディカプリオが主演を演じた映画として1998年に公開されたものです。
それを宝塚のスター達が歌劇として演じるとどうなるか。
宝塚といえば、絢爛豪華な装飾美と演出でよく知られていますし、私自信、鑑賞するのは初めてで
そのような一般的なイメージを持ちつつで鑑賞し始めました。
先に書いたように多少の先入観があったため、すこしだけ取っ付きづらいかと思いきや、
まったくそんなことはなく、素直に楽しめたというのがまず第一印象です。
演目は2部構成で1部目はメインのミュージカル、2部目はショーになっています。
そのため1部目の物語自体は簡潔で分かりやすく、楽しめました。
やはり演じている美しい役者にウットリして目が行きがちですが、他にも演出や舞台美術など見所が沢山あります。
印象的だったのは劇中で多くのCG・アニメーションを取り入れていることでした。
鑑賞者はそれぞれのタイミングや視点、角度で舞台の上を鑑賞する事になり、そこが映像作品とは大きく違うところでもありますが、
その中でわかりやすく、効果的に、臨場感を持って物語を進めて行けるか。
その時にこういうアニメーションの使い方もあるんだな、と興味をもちつつ鑑賞しました。
そして2部目はド派手なショーの始まりです。
これでもか、という程のゴージャスなステージ。最初からフルスロットルです。
次々に変わっていく衣装、鑑賞者の手拍子も合わさり、会場はフィナーレに向けて一体感を増していきます。
私は2階席で鑑賞してましたが、テンションが上がるとどんどんステージが近くなってくるような印象がありました。
学生も結構ノリノリでした!
そういうわけで、勉強にもなりテンションも上がり、実のある鑑賞会になったと思います。
分野は違いますが表現者として、またはエンターテイナーとしてプロの仕事は迫ってくるものがあり、
学生もその感動に包まれていたのではないでしょうか。
おまけ
そののち、有志でスイーツを食べにいきました。
ごちそうさま!