アニメーション学科では年に十数回、大学近辺、遠方に限らず高校へ出張授業
(通称出前授業)に行きます。
先週末は神奈川県から遠く離れた熊本へ。
アニメーションを知りたい、学びたいというニーズが遠方からある事にとても感謝しています。
本日の授業はアニメーションのメインの一つでもある、動画用紙を使った作画の授業。
講師は「ちびまる子ちゃん」等の作画で現在も現役で活躍されている、当学科教授の才田先生にお願いしており、サポートで私小柳も現地へ向かいました。
内容を完結に話しますと、
“楕円”が予め印刷された動画用紙(A4)があります。
それとは別に何も描かれていない10枚の動画用紙を配布し、その10枚で楕円から楕円に戻るアニメーションを作ります。
変化のさせ方は自由。楕円がキャラクターになったり穴になったり。
どうアニメートさせるかで各個人の表現が見えて、シンプルですがとても面白い課題になってます。
また、もう一つ面白いところは、最初と最後が同じなのでループ(繰り返し)する
アニメーションが完成すること、
さらにそれを他人の作品と次々につなげて、一つの作品にしてしまうことも可能です。
休み時間をはさみつつ3時間という短い時間でしたが、出来た作品はどれも個性的。
それらを繋げると一つの大作ができあがり、クラスで盛り上がりました。
10枚動画を描いても、約1秒。アニメーションは根気がいる表現ですが、
絵が動いた時の感動はものすごく強くて独特なものです。
アニメーション学科ではこの他にも様々な出前授業のプログラムを用意しております。
学校のクラス単位の授業ではありますが、お気になりましたら是非広報課へお問い合わせください。