アニメーション学科

TAAF2017「YOUNG POWER 2017」

Young Power 2017 本日3月12日、開催中のビッグイベント「東京アニメ アワード フェスティバル 2017」の中、若手クリエイターとして次世代のアニメーション業界を担う、学生達の作品を紹介するプログラム「YOUNG POWER 2017」が行われました。
上映されたのは、ICAF幹事校6校(女子美術大学・多摩美術大学・東京藝術大学・東京工芸大学・東京造形大学・武蔵野美術大学)から1作ずつです。

Rony Oren & Ash Brannon エルサレムのベツァルエル美術デザイン学院のアニメーション学部長を務めた著名なアニメーター、ロニー・オーレンさんと、ピクサーの「トイ・ストーリー」や「バグズ・ライフ」でお馴染みのアニメーター、アッシュ・ブラノンさんが登壇され、公開講評会という形式で行われました。

Hu Hua 東京工芸大学からは、この3月に大学院芸術学研究科アニメーションメディア領域を終了する胡華さんの修了作品「コーヒータイム」が上映されました。
この作品は、暖かい珈琲を味わう時のホッとする良い気分をアニメーションならではの自在に変化するイメージに託し、手描きのような柔らかい描線を活かして、現実の人の感覚同様にカット割りの無い映像表現で完成させた2Dアニメーション作品です。

Ash Brannon アッシュ・ブラノンさんは、「私自身がこの作品に乗っかって行きたい気分になりました。この作品は、最初のフレームからグラフィックやコンセプトを主に語るものであり、物語やキャラクターの演技を見せる作品ではないと即座に分かる、素晴らしい設定だと思います。また、コンピューターを使って作っているのに、デジタルを感じさせないところも素晴らしい。」と評して下さいました。

Rony Oren ロニー・オーレンさんは大きな身振り手振りを交えながら、「非常に美しく、良く出来た作品でした。始めのところで女の子が現れ、次第に大きくなっていく、その女の子のストーリーと感じました。自分としては、このストーリーの繋がりのヒントを与えてくれるもの、例えば女の子が両親とピクニックをしているとか、そういうシーンがあるともっと良かったと思います。」と語って下さいました。

Hu Hua 更にロニーさんは、「もしコーヒーでなく紅茶であれば、最初のシーンはカップに一杯入っているから濃い色で、最後は飲み干して残りが少なくなっているから明るい色、というような表現も出来たのではないか。」というアイディアも提供して下さいました。
6校を代表するそれぞれの作品に、アッシュさんもロニーさんも、とても丁寧に愛情に溢れたコメントをして下さいました。
会場には胡華さんと同じ研究室の後輩学生たちも応援に詰めかけていましたが、アッシュさんもロニーさんのコメントは、彼らにとっても非常に学ぶところの多いものだったと思います。
胡華さんは、きっととても緊張した一日だったと思いますが、今年を代表する作品の作者として、立派に堂々と自作を紹介してくれました。修了後の彼女の活躍にも、期待したいと思います。

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