2012年から橋本ゼミがプロジェクションマッピングを行っている岡山県真庭市勝山は、岡山県でも鳥取に近い山間部にある元城下町です。今でも当時の雰囲気を色濃く残す「町並み保存地区」を流れる旭川では鮎釣りをする人の姿も見られる自然豊かな土地です。
町並み保存地区は建物の姿をそのままに、観光スポットとして整備されており、多くの観光客が訪れます。マッピングはその高台に位置する「勝山文化往来館ひしお」を中心に、町並み保存地区内で行われてきました。
2012年の「ひしお」駐車場の白壁への映像投影から始まり、路上でのマッピング、そして造り酒屋「辻本店」へのマッピングなどを経て、今回に至ります。
また、ソーマトロープロジェクトとして軒にソーマトロープを吊るさせてもらうなど、常にイベントへの理解と協力をしていただいています。
2015、2014年にマッピングを行った「辻本店」
御前酒の蔵元であり、女性に人気の「9NINE」などを製造販売しています。
昼食、夕食を地域のレストランでとることもあります。「辻本店」向かいの「西蔵」(ステーキ丼が美味しい)、中華料理の「白壁」(蟹あんかけチャーハン!、冷やし担々麺!)、創作そば店「嶋屋」など、美味しい食事どころも勝山の魅力です。
写真は「カピバラコーヒー店」の2016年夏の限定メニュー。
毎年お世話になっている「はらだ旅館」は町並み保存地区から歩いて5分ほど。スポーツチームの長期滞在に利用されることもある旅館です。ここで学生、教員が寝泊まりしており、おかみさんにはいつも大変なお世話になっています。
町並み保存地区にある「ひのき草木染織工房&ギャラリー」
ここで暖簾をデザインする加納容子さんは「勝山文化往来館ひしお」の館長でもあります。そして橋本ゼミの学生を精一杯毎年サポートしてくださっています。
またNPO法人勝山・町並み委員会理事長の行藤さんを始め、瀧崎さん、ひしおのスタッフの皆さん他、本当に多くの地元の方々に支えられて毎年アニメーション学科の活動は遂行されてきました。
そして橋本ゼミもかつては3年生だけの参加だったこの活動に、橋本先生の呼びかけで4年生でも参加する学生が増え、さらに卒業後にも参加(または客として)する卒業生も出てきました。
地元の方も学生のことを覚えていてくださいます。この文化交流によって、いずれカップルで、結婚して子供を連れて、勝山に遊びに行く卒業生がいるといいなと思います。
今はまだ表情の固い初参加の学生も、地元の方との交流やマッピングを楽しんでくれる方々の姿を通して、成長していってほしいと思います。
本番は8月19、20、21日です。
天気に恵まれますように。