1年生ではアニメーションを制作する上で基礎的な技術・知識を学ぶ授業が多くあり、
基礎技法もその授業の一つです。
基礎技法は授業内で3つのパート(デザイン・デッサン・撮影技法)があり、それぞれ1年間を通して全て体験することになります。
その中のデッサンについては年間で4つの課題があり、現在は自らの手を描写する課題を行っています。
プログラムの特徴として、講評会(全作品を一同に並べ、それぞれを見比べて自分の作品の現状を知る会)
は作品が完成した後に行われるのが通例ですが、この授業ではそれを制作途中で行います。
講評会で得たヒントを次の作品にではなく、制作中の作品に反映させることで
仕上がりが劇的に変わる学生も中にはいます。
デッサンの場合だとどこまでも描こうと思えば描けてしまい
手を抜いて完成させようと思えばそれもできてしまいます。
時間の中でここまではやろう、ここはしっかり観察しよう、
というイメージ付けを授業では大事にしていて、
それができてくる学生は自然と絵も上達していきます。