中野キャンパス2号館1階のメディア・ラウンジで、企画展「アニメーションとプリントメディア」が開催中です。
開催期間:2015年5月15日(金)~5月31日(日)
アニメーションを作りながら、その一方で絵本や挿絵の制作活動も行っている作家は珍しくありません。
アニメーションを作りながら、その一方で絵本や挿絵の制作活動も行っている作家は珍しくありません。
たとえばチェコの人形アニメーション作家・イジー・トルンカは、同時に国際アンデルセン大賞を受賞した絵本作家でもありました。彼の絵本にはそのアニメーション作品にも共通する繊細なタッチや詩情があふれています。
同じ人形アニメーションの分野でも、日本の川本喜八郎(NHK人形劇『三国志』の人形美術でも有名)のケースはまた異なります。川本は戦後まもなく人形写真を使った絵本(「トッパンのストーリー・ブック」「トッパンの人形絵本」)で人形製作を担当し、これがきっかけになってアニメーションの方面へ進むことになりました。
この企画展では、そのようなアニメーション作家が手がけた印刷媒体の仕事を中心に、計150点の絵本・雑誌・書籍を一堂に集めて展示しています。
名作『くもとちゅうりっぷ』の政岡憲三が幼年誌や学年誌に連載した絵物語など、なかなか見ることのできない資料に触れるチャンスですので、近くに来た際には是非ご一覧下さい。