写真制作論 堀恵介先生(伊勢丹写真室)をお招きしました!
「写真館の役割」について講義していただきました。そして数多くの写真を見せていただきました。まずは日本に始めて写真館ができた江戸時代末期の作品から始まり、写真が残っていることの意味、大切さとお話は広がっていきます。
続いて伊勢丹写真室にとってのいい写真とは何か?この問いには数多の答えがあり、また答えを出す事がとても難しいと思います。しかし、いい写真を撮る人にはしっかりと自分の答えがあるように思います。
伊勢丹写真室の写真家の皆さんにとっての答えは「動きのある肖像写真」。そのような観点で伊勢丹写真室で撮影された肖像写真を見ているとすっと静かに立っている写真でさえも確かに動きがあります。スタジオという限られた空間の中で動きを出すことはとても難しいものです。
写真館の仕事の意義は『思い出を伝える』ことである。伝えるには残すと言う意味も含まれていると思いますが残すだけではなく、「伝える」。写真館の写真であるなしに関わらす、自分が作った写真が見る人に何かを伝える力の持つものでありたいと考えさせられました!
堀先生、本当にありがとうございました!