半世紀に亘って開催されている通称「写文協夏期大」。簡単に説明すると、全国の営業写真家の方々が、写真館の業務に必要な写真撮影などの技術や知識を習得するための集中講座です。コースがいくつか分かれていて、初級者から上級者まで段階に合わせてA~Cコースが設定されています。これに加えて今年度は和装婚礼の撮影に欠かせない「振付け」を学ぶコースと七五三着付けコースがありました。
受講生の方々は全員で60名以上。講師は第一線で活躍する営業写真業界屈指のプロフェッショナル!工芸大写真学科の上田耕一郎 准教授も一部の授業で協力しています。
暑さがピークの4日間、毎日朝の9時から夕方6時まで、写真学科のスタジオや教室などの諸施設でみっちり講習を受けます。そして夜は懇親会などで交流を深めます。
写真学科の学生も、アシスタントや振付モデル・男性モデルとして参加しています。今年も肖像写真研究室の学生を中心に協力してもらいました。
受講生の中には、工芸大の卒業生も毎年何人か参加していて、社会でがんばっている様子をみて嬉しくなります。お手伝いをさせて頂いた学生・教員を含む工芸大スタッフも得るものが多く、熱気に溢れた1週間でした。