本学客員教授で日本を代表する写真家として国内外問わず活躍されている
森山大道先生が世界でも権威のある写真賞のハッセルブラッドアワードを受賞されました!
授賞式はスウェーデンのイェーテボリにて、2019年10月13日に行われます。
10月14日にはハッセルブラッド・センターにて、森山先生のシンポジウムと写真展のオープニングを開催し、
森山先生についての新刊書籍がヴァルター・ケーニッヒ書店出版(Verlag der Buchhandlung Walther Konig)より発表されます。
森山先生、おめでとうございます!!
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■2019年ハッセルブラッド賞受賞者、森山大道氏について財団からのことば
森山大道氏は日本の最も著名な写真家のひとりであり、写真そのものと被写体に対するラディカルなアプローチで高く評価されています。森山氏の写真は極めて主観的であるにもかかわらず、真実に迫るアプローチを包含しています。都市生活への辛辣な視点や、日常生活と個性溢れる人物たちによる混沌を反映したその作品は、幻想と現実の間という独自の位置を占めています。森山氏は短期間ながらも多大な影響を与えた『プロヴォーク』の活動から現れた、最も卓越した芸術家となりました。『プロヴォーク』は、写真を伝統から解放し、写真の本質を問いただす上で、大きな役割を果たしました。森山氏の大胆で徹底したスタイルは、日本の写真を国際的に位置づける重要なきっかけとなったのです。写真家ウィリアム・クラインや作家ジャック・ケルアック、ジェイムズ・ボールドウィン、そして寺山修司の実験劇場などの影響を受けた森山氏は、自身が次世代の写真家たちに影響を与えており、それは日本のみならず世界中に広がっています。
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