先の記事でもご紹介しましたが、写真学科2003年度卒業生の写真家・梁丞佑(ヤン・スンウー)さんが、第36回土門拳賞を受賞されました!
土門拳賞は、今日の写真文化の大きな流れのひとつをつくった土門拳の輝かしい業績をたたえ、毎日新聞社が創刊110年記念事業のひとつとして、1981年に制定されました。毎年、テーマに制限はなく、プロ・アマを問わず、写真集、雑誌、写真展などで広く優れた作品を発表し成果を上げた写真家を表彰しています。
受賞対象となった写真集は「新宿迷子」(Zen Foto Gallery)。夜の新宿・歌舞伎町を舞台に、そこを居場所にする人々やいさかいなど人間模様が克明に描写されています。ヤンさんが学生の頃から精力的に取り組んでいるテーマで、在学の頃から決して他の人には撮ることのできない写真の数々に圧倒されていました。
4月20日に、東京千代田区の毎日ホールで授賞式が開かれ、丸山昌宏・毎日新聞社社長から賞状と記念ブロンズ像と賞金が贈られました。ヤンさん、本当におめでとうございます!
授賞式と懇親会には工芸大関係者も多くお祝いに駆けつけました。
受賞作品展が、銀座ニコンサロンで5月10日〜、大阪ニコンサロンで6月1日〜、山形県酒田市の土門拳記念館で9月1日〜開催されます。皆様、是非ご覧ください!