写真学科

吉野ゼミの学生が写大ギャラリーの展覧会「肖像−対峙する視線」の展示を協力しました!

今回の展示作業に合わせ、写大ギャラリー運営委員長である吉野先生率いる吉野ゼミの授業として展示実習を行いました。

様々な意味で価値の高い作品ですので細心の注意を払いながらの緊張感いっぱいの実習となりました。

実習内容は吉野先生が多めに選択した作品から、実際に展示する作品を決める。そしてレイアウトを決めるの2つです。言葉にするとそれだけ?という印象を受けるかもしれませんが午前中から初め、夕方過ぎまでみっちりとかかる作業でした。

吉野先生から考えていたよりも学生から多くの意見が出て、しかも面白いレイアウトになったと高評価をいただいた今回の展覧会、皆様是非、足をお運びください!

静まり返った写大ギャラリー閉館の日、ギャラリーの中は熱気に溢れていました。

まず先生から展覧会の概要と1枚1枚の作品の説明していただきます。その後、ゼミの皆で話し合い、全体の流れをどのような考えで纏めていくかを話し合います。

次に最初は作品を制作年代順に並べました。そこから全体の流れを考えます。そして展示する作品と展示しない作品に分けてまた並び順を粗方、考えます。

さらに手元には吉野先生が予め展示から外した作品のリストがあり、このような並びにするならこの作品はあったほうがいいのではないかと議論が出て、、、となかなか決まりません。

展示する作品が決まった後は、本格的に並び順を決定していきます。 ここでも様々な議論が起こります。なるべく多くの作品を展示し、お客様に見ていただきたいので作品を上下2段にして掛けることにしたがどの作品を2段にするか?大小サイズの違う作品をどのように並べるか?、、、なかなか決まりません。

そのうちこの作家とこの作家は仲が悪いという噂があるので隣に並べるのは如何なものかと言う意見や自分の好みの作品を外したくないとの意見や自分の好みの女性が写っている作品を外したくないとの意見まで出ました。作品と作品の間の距離にも気を配ります。作家が変わった場合、作品の大きさが変わった場合などなどいくつかの幅を決めていきます。


本当にこの並びでいいのか?出来るだけギャラリーの隅に行き、全体を見回す学生!

学生が全て決定した後、最後に吉野先生の意見や考えを教えてもらい、いくつか手直しをしてもらい完成しました。なるべく学生の意見を尊重し、吉野先生は極力、手直しを少なくしようとしていました。しかし多少の手直しではありましたがひとつひとつの壁の印象が大きく変わり、学生達は皆、驚いていました。

写大ギャラリーにて「肖像−対峙する視線」 写大ギャラリー・コレクションより 開催中です!

写真制作論 金子隆一先生(写真史家、東京都写真美術館学芸員)をお招きしました!

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