福島第一原発事故から 4 年が経ち、多くの人々にとってこの凄惨な事故の記憶は過去のものになりつつあるかのようです。
しかし、現在でも約 23 万人(2015 年 1 月時点)の東日本大震災による避難者や汚染水問題が解決されていないことを忘れてはいけません。
東京工芸大学インタラクティブメディア学科ソフトウェアデザイン研究室(代表:野口靖)は、2014年よりウェブ技術を最大限活用した福島第一原発事故の「可視化」に取り組んできました。そして、その成果を発表します。
・日本における「食品中の放射性物質検査インタラクティブマップ」を2015年3月6日にWeb公開します
・やさしく放射線の知識が学べるWebコンテンツ、「ラビット博士の放射能講座」を公開します
・映像作家・鎌仲ひとみさんとの公開記念トークイベントを開催します
Web公開にあたり、公開を記念して企画展示が行われます。
開催概要
■公開記念企画展示
「食品中の放射性物質検査インタラクティブマップ」と「ラビット博士の放射線講座」の展示、それらの制作過程のスケッチや、インド・ベトナム・日本でのインタビュー映像を織り交ぜた現代アート作品「核についてのいくつかの問い」など、原発問題や放射能汚染問題に関連した作品を公開します。
■映像作家・鎌仲ひとみさんとの公開記念トークイベント
核の問題を一貫して問い続けている映像作家の鎌仲ひとみさんと、本企画代表の野口靖(東京工芸大学准教授)がトークイベントを行います。
イベント日時 : 2015年3月6日(金) 18:30 ~ 20:30
鎌仲ひとみ監督最新作「小さき声のカノン」公式サイトhttp://kamanaka.com/canon/
開催場所
東京工芸大学中野キャンパス3号館1階ラウンジおよびギャラリー
〒164-8678 東京都中野区本町 2-9-5
開催期間
2015年3月6日(金) ~ 3月28日(土) 日曜・祝日休館
12:00 ~ 19:00(最終日は17時まで)
企画展・トークともに入場無料