リアルタイムネタではないんですが、アメリカ映画の話がいくつか出て来たので、山川がサンダンスに行った時の制作実習の様子です。上記のように基本7人プラス、シーンによってPROP(美術小道具)と編集時にEDITORというスタッフ体制でした。最低限撮影体制です。
とにかくアメリカ映画は俳優中心に撮ります。メインアクターのスーザン・トレイラー(fromHollyWood「リバー・ランズ・スルー・イット」)とゼルジコ・イヴァネック(fromN.Y.「24」)と今までにないくらい長時間綿密に役柄についての話し合いをしました。シナリオ全部の本読みの後、その中の4シーンを撮影したのですが、感情放出が良いかホールドが良いか等訊かれたり、演じ方について一生懸命考えてくれました。
DPと話すだけで全スタッフに次撮るカットが伝わったり、監督と撮影の会話を横で聞いてて撮るカットを把握するとすぐに車止めの体制に入ったり、ADが映画学校生徒なので現場慣れしてなくてつい先に動いてしまうPMのスーザンなど、日本とほぼ同じ現場風景でした。でもやはりこだわりどころが微妙に違ってたり、こういう撮影体制だとこういうことができるとか、練習することによって方法や表現の新しい発想が得られるということが体験的に解ったのですごく有意義でした。ちなみに日本語訳入れると下記のようになります。撮・照・録、助手なしです!