撮影2日目は、ゼミ室で高校写真部のシーンと、午後から情報館ギャラリーで写真展のシーン、
その後映画撮影スタジオで主人公自室、この日は計6シーン撮りました。
演出部チーフ&セカンドの竹渕仕切りで現場が進行します。工芸大では希少価値のプロ並みの仕切りっぷりで、監督が演出に専念できます。レールドリーとフィックスのみの日なので、撮影部のセッティングに時間を取られず現場が回リます。
芝居のつながり単位で通して撮って、返して同じ場所を通し、編集時にカットに分断という撮り方は山川がサンダンスでの経験を元にドラマで実践しましたが、その方法を踏襲した撮り方でやっています。DDLでは長崎俊一監督がこれをやって見せてくれました。
1年の授業で山川が配布している、ドラマで使用したカット割りを書き込んであるシナリオです。赤枠内のカット3〜5をダブらせて撮っています。こうしておくと切り返しポイントが編集時に自由に選べます。あと、例えば撮影部はもちろん三脚をビッグ、ベビー、ハイハットと通常の撮影通り装備して現場に臨んでいます。撮影助手は2年赤尾と1年中村で、この経験がうまく引き継がれて行きそうで今後も楽しみです。
監督横でモニターを見る照明技師松木と助監督竹渕。映画、ドラマの撮影時には通常、大型モニターで撮っている映像を表示し、監督判断用以外にも照明技師が当たりを見ながら助手に指示出ししたり、助監督など皆がバレものチェックしながら撮影します。ハリウッドでもスタジオ撮影ではセットの外で監督と撮影監督(日本の照明技師)が並んで座ってモニター見ています。他の部署の人も手が空くとモニター周りに来て、常に4、5人のスタッフが囲んでいる状態になります。しかしながら今回のα7はGH4の時のように4KをダウンコンバートしてFullHDで出力できず、ISminiで色再現して大型モニターで表示できなくなり、BlackmagicVideoAssistで見ています。せっかく加藤さんにバッテリー駆動できるようにしてもらったのに残念です。ごめんなさい。