カラヴァッジョ→ストラーロ→篠田昇と継承された光表現の画面です。SO WHAT ファーストシーンでは、各々にスポットライトの所に全体を照らす外光が下からせり上がって来ます。色調もタングステンからデイライトに自然に移行します。
ステージに上るところは、太陽真正面から受けているので、ちらちらとフレアーで上半身真白になったりします。
ラストは電球の光源にフレアー+更にハレーションです。もちろんカラヴァッジョに倣って、ぬけはドーンと落とします!これが SO WHAT における撮影、篠田昇の狙いと計算、そしてその成果、業績の一例です。目黒シネマでは、ほぼ完璧な状態の35mm1号プリントで上映中!