本日は厚木キャンパスでおこなわれているフィルムでの撮影実習を紹介いたします。
東京工芸大学の映像学科は現在でもフィルムで撮影をおこないフィルムで完成品を仕上げています。
これはもう日本の大学ではほとんどありません。
コストや手間のかかるこのような実習を敢えておこなうのはフィルム制作が映像制作の基礎と考えるからです。
ここでは2年生のフィルム実習を紹介します。
まずはフィルムの特性を考えるためにチャートという白黒や色のついたボードを撮影します。
撮影の指導をしてくださる後藤 日出麿先生です。先生は日活ご出身のカメラマンです。
また2年生の実習では録音の要素も取り入れられます。
また、本日はスクリプト(記録)の今野七香先生のご指導も受けました。
スクリプトとは現場にいない編集担当のために記録用紙を作成したり、カットの 確認する仕事です。
それでは撮影を始めましょう。
屋外の光量は天候により小刻みに変化します。
本番テストで最終確認をして本番撮影をおこないます。
屋外撮影はさまざまな困難が伴います。
光量の安定のための雲待ち。バスや自動車、バイクのための音待ち。通行人に配慮しながらの人止め。なかなか撮影は進みません。
学生のみなさんは屋外撮影の難しさ、それ故にワンカットの大切さを学んだようです。