本日は映画領域の照明実習の様子を紹介いたします。
映画撮影は太陽であれ、照明機具であれ光がなくては成立しません。
多くの方は照明というと暗い所を明るくするというイメージがあるかもしれませんが、照明の重要な要素は
「光をコントロールする」
という点です。
本日ご指導していただく先生は日活ご出身で以後、小栗康平監督「泥の河」、相米慎二監督「台風クラブ」等の照明技師を担当された島田忠昭先生です。
黒い布のようなものはフラッグと言って余計な部分あたっている光を「切って」います。
このように照明部は画面の適切な部分に光を当て、余計な部分に光を当てないようにします。また、画面内の明るい部分と暗い部分の明るさのバランスも考えなくてはなりません。
そのためには写真内の露出計という機材が重要になってきます。
スタジオ撮影は屋外と異なり自由に時間帯を設定できます。
それには照明が重要な役割を果たします。
本実習で学生達は戸惑いながらも照明設計のクリエイティブな面を学んだようです。